Q.お腹がグルグルと鳴ってしまい、恥ずかしいです。一体何が原因でしょうか?
A.お腹が鳴る原因は二通りあります。
まず、一つは空腹。空腹になり、血中の糖分の濃度が低下すると、脳がこれを感知し、「お腹がすいた」と感じます。すると脳は、いつ糖分が入ってきてもいいように、胃の中のものを十二指腸に送り出すように指令を出します。また空腹になると消化管の動きを活発にするグレリンというホルモンの分泌も増えます。その結果、胃が収縮運動をして、胃の中の空気が、狭い胃袋の出口から腸に移動します。この時、グルグルと鳴る音が、お腹の音の正体です。

また、胃の中で消化されたものが飲み込んだ空気と一緒に小腸や大腸を通る時に音がします。特に大腸では腸内の細菌がガスを作りますのでガスの量が増え、ガスと腸内の液状の食べ物が混じって腸の動きに合わせてグルグルという音を出します。
お腹が鳴るのを止めるのはなかなか難しいですが、まずは空気を飲み込まないように、食事はゆっくり噛んで落ち着いてゆっくり飲み込むようにしましょう。急いで飲み込んだり、麺類をすすると、一緒に飲み込む空気の量が増えてしまいます。
食べ物の中では豆、麦、イモ、果物、はちみつ、玉ねぎ等は腸内細菌の働きでガスができやすい食べ物です。これらを少なく食べ、ガスができにくい白米を中心とした食事にするのが良いと思います。

島根大学医学部附属病院
消化器内科長
木下芳一 先生 監修


(C)ABC TV All rights reserved.