Q.年中、鼻がつまっていて苦しいです。どうにかなりませんか?
A.内服薬と点鼻薬併用でも鼻づまりが改善されない場合は手術療法などが考えられます。
鼻の病気の症状には、鼻水、くしゃみ、鼻づまり(鼻閉)、鼻血などがありますが、これら症状の中で、最も鼻づまり(鼻閉)が治り難いのです。市販の点鼻薬の乱用による点鼻薬性鼻炎により、慢性の鼻閉をきたす人もいるので注意が必要です。
初期の治療は薬の内服です。内服薬と医師の処方する点鼻薬(市販のものとは違うタイプのもの)併用でも鼻閉が改善されない(慢性副鼻腔炎による鼻の中のポリープなど他の病気がないことが確認された)場合、手術療法などが考慮されます。
鼻の中【鼻腔(びくう)】は、水道管のような単純な管ではなく、侵入する空気を加温、加湿するため多くの突起(ひだ)があります。それらの突起(ひだ)が大きいと鼻閉が強くなりますので、主にその突起物(ひだ)で最も体積の大きい下甲介を減量する方法が一般的です。大きく入院と外来治療に分けられます。

■入院では両側の下甲介をハサミで切除し減量するのが一番確実な方法ですが、出血が多いので、術後にガーゼを入れます。

■外来では、レーザーによる下甲介粘膜を焼く方法や、トリクロール酢酸などの化学物質を下甲介に塗って、鼻粘膜を変性させる(粘膜下甲介化学剤)手術など主にアレルギー性鼻炎による鼻閉を改善させる方法があります。

耳鼻咽喉科専門医にどの方法がよいか相談するとよいでしょう。

はくらく耳鼻咽喉科・アレルギー科クリニック
生井明浩先生 監修


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