高血糖を防ぐカギはあの上澄み液!?
血糖値を抑える食材「ホエイ」とは?

心筋梗塞や脳梗塞、さらにはがんや認知症のリスクを高めることもわかってきた「高血糖」。今回は、全く新しい高血糖予防法のカギを握る食材「ホエイ」についてご紹介します!

◆高血糖を抑える食材「ホエイ」とは?

ホエイとは、チーズやヨーグルトを作る際に出来る黄色い上澄み液のこと。ヨーグルトを置いておいたときなどに見られる上澄み液もホエイです。

ホエイには豊富なミネラルをはじめ、ビタミンやたんぱく質、炭水化物など、身体にとって重要な栄養素が多く含まれています。その中でもたんぱく質が、近年の研究で血糖を抑えるのに効果がある可能性がわかってきたのです。

◆なぜ「ホエイ」が高血糖を抑える?

ホエイに含まれているたんぱく質は「乳清タンパク」と呼ばれ、必須アミノ酸という食物からしか摂れない大事な成分が豊富で、そのバランスも非常に良いです。その乳清タンパクが小腸を刺激することによって、血糖値を下げるインスリンの分泌を促すホルモンがたくさん出て、インスリンの出が良くなり、高血糖の改善が期待できるのです。

◆ホエイを効率良く摂取するには?

ホエイはヨーグルト以外にも、牛乳やリコッタチーズ、粉ミルク、高齢者用の一部の流動食、プロテイン類など様々な食材に含まれています。ですが、日常的にかつ簡単にホエイを摂取できるという点から、やはりおすすめしたいのはヨーグルト
また、意識して欲しいのがヨーグルトを食べるタイミング。食後よりも食前にヨーグルトを食べた方が、特に食後高血糖(※)を防ぐことができると考えられています。

※食後高血糖とは?

何らかの原因でインスリンの出が悪くなったりすることで、食事をした後に血糖値の上昇を抑えることができず、血糖値が異常に高くなってしまう状態。
その状態が続くと糖尿病のリスクを高めるだけでなく、動脈硬化を進める危険因子となることもわかってきています。
健康診断では空腹時の血糖を検査しているので、健康診断では血糖値に異常がなくても食後高血糖になっている可能性があります。
特に筋力が衰えている人は、筋肉の中で糖がうまくエネルギーとして使われずに脂肪として蓄えられ、この脂肪から悪いホルモンが出てインスリンの効きを悪くしてしまうことがあるので、要注意です。

旭川医科大学 病態代謝内科学分野 教授
太田嗣人先生 監修

高血糖を予防するには筋力を落とさないようにすることも大切!食後簡単にできる筋トレでさらなる高血糖予防を!【会員限定】