厳しい減塩なし!高血圧改善法

◆腎機能の衰えは筋肉の衰え!?

(1)動悸・息切れ、(2)疲れやすい、(3)靴がきつい時がある、(4)乾燥肌でかゆい、さらに(5)夜間頻尿
上記の症状が1つでも当てはまる方は、腎臓の機能が落ち始めている可能性があります。かつ、運動をしているのに筋肉が衰え、つまずき・転倒のリスクが高まっている可能性があるのです。
腎臓は、体内で最も細い毛細血管が集まった集合体。糸球体と呼ばれる毛細血管の塊があり、血液から老廃物をこし取り尿を作ります。
太い血管から大量の血液が流れ込んでくるため、血圧の影響は大きいです。腎臓の毛細血管の直径を約1cmのストローと見立てると、最も太い動脈はおよそ5000倍の石油タンクぐらいになります。
特に高血圧になるとその負荷が強くなるため、200万個の糸球体が破壊されてしまうのです。
一度壊れた糸球体は二度と元には戻りません。しかし、糸球体の数がある程度残っていれば働きをカバーして、腎機能を維持してくれることがわかってきました。
だからこそ、高血圧の改善を早く対処して、これ以上糸球体が壊れることを防げれば、腎機能の回復、ひいては筋肉をしっかりつけることが可能になるのです。

◆高血圧改善栄養素:カリウム

厳しい減塩なしでも高血圧改善が期待できる栄養素があります。それはカリウム
カリウムは緑黄色野菜や海藻に多く含まれるミネラルの一種。
カリウムが体内の余分な塩分を尿として排出させることを促します。
しかし、日本人女性のカリウム平均摂取量2300mgですが、厚生労働省の推奨摂取量は1日2600mg。(出典:厚生労働省HP)
そこで、お手軽にかつ効率的にカリウムが摂取できる食材としておすすめしたいのが【とろろ昆布】。足りない300mgを補うためには、1日約6gを3食に分けるなどして摂取することをお勧めします。
※腎臓病と診断された方はカリウム摂取が制限される場合があるため医師に御相談下さい 板橋中央総合病院
内科統括部長
塚本雄介先生 監修